新築注文住宅はコスト的に不可能な時代？

新築注文住宅の需要がここ数年非常に落ち込んでいます。

いえ、需要はあるのですが現実的にコストが上がりすぎて建てられない人が増加しています。

首都圏の土地価格の上昇と建築費の値上がりで土地購入からの新築注文住宅は現実的に不可能なケースが倍加しています。数年前までは３千万中盤からでも可能であったのですが、現況では土地購入と建築費、諸費用を含めると７千万円～８千万円掛かってしまうようになっています。

これでは余程所得が高い人でないとローンが通りませんし、完全に注文住宅は高根の花と化してしまった昨今です。コロナの影響とは言いつつも、全体的に便乗値上げをメーカーがしたせいだと個人的には思います。日経株価平均は最高高値とは言うものの皆さんj実感されてはいないのではないでしょうか？当社にいらっしゃるお客様も嘆いています。安い土地はもう有りませんし建築費も下がりません。お手上げです。エンドユーザーの方々には選択肢の少ない時代となってしまいました。不動産は少子化に伴い、首都圏でも今後１０年で３割ほど値下がりするだろうとの予測にはなっていますがどうなることやら…。それでも考え方によってはプラスに転換できるかもしれません。土地からの購入であればやはり収益化することが必要かとは思います。店舗併用か共同住宅併用という計画です。実際そちらの案件が増えています。もしくは完全にオーナー所有のアパートが増えています。しかし、本当は家族水入らずで暮らしたいですよね…。そうしますと欧米のように中古住宅を購入しリノベーションという選択になってきます。この状況はしばらく続きます。

土地の値下がりが待てない人はそちらの選択肢しか無いのかもしれません。佐藤はそう思います。